2009年1月22日木曜日

陰摩羅鬼の瑕

京極夏彦著 講談社文庫

百鬼夜行シリーズ第8弾、相変わらず分厚い、1200ページ。
800ページを過ぎてからやっと事件が起きる、それまで過去の事件や登場人物の描写や妖怪談義やらでじわじわと盛り上げていく。

今回のキーワードは陰摩羅鬼、生きて居るコト(存在するコト)、儒学、境界、辺りかな。
一歩引いたところに林羅山がいる、京極堂は、この僧形の儒学(朱子学)者に就いて言及し、日本人の仏教観、道徳規範に儒学(朱子学)的思想が刷り込まれている仕掛けを明かしている。
全くこの作者はおいらが知りたかった事、欲している知識を深く、且つ分かり易く京極堂に語らせている、いやもうまったくである、ここだけでも読んだ価値があるね。

そして、事件が起きる、犯人の存在しない事件が。
いつものように京極堂が憑物を落す、いつものように何かが壊れる、否、破壊される。
そうしていつものように深い悲しみと瑕が残る。
 

2009年1月17日土曜日

必勝的弐号機計画 其五

漸くチャンバーのフランジが削り終わった。

左から、ガスケット、削ったフランジ、削ってないフランジ。


裏から見るとエキパイよりフランジの穴の方が小さいのが判る。
ステンレスは硬くて削るのには難儀した。
ホムセンにはルーターに使えるステンレス用の刃が無くて、砥石でゴリゴリ時間をかけて削った。
ルーター(JoyRobo)もおもちゃみたいな物だしね。



で、やっとチャンバー装着、前半の引っ張りテーパー部分には保温用のガラスクロスを巻く。
ここを暖めると排気の脈動効果が増す、2stの定番のチューン。


余ったガラスクロスはシートの裏に貼り付ける。
シートの直ぐ下にチャンバーがあるとどうなるかは、元TZR後方排気乗りだったおいらは十分に存じておりますので。
段々と形になってきましたね、これでとりあえずエンジンも始動できるし、明日は試乗できるかな。



2009年1月10日土曜日

小ネタを2つ

とりあえず、完成。



キャンディーカラーは適当に塗るとムラになるのね、反省。

実はこれ、ベルガルダヤマハTZR125Rのフェンダーなのです。


お次はマイルメーター

マイルじゃなくてもいいのだけど、ノーマルのぬゆわkm/hメーターだと足りないので_(^^;)ゞ

交換しようと思ってたのです。


ただ、マイルメーターは走行距離もマイル表示なので、写真の緑のギヤをノーマルメーターの青いギヤに入れ替えて走行距離はkm表示にした。



本来バラしちゃいけないとこをバラすので、慎重に作業をする。

と言うのも、事前にジャンクメーターを手に入れて試しにバラしてみたら見事に壊れたからなのです(笑)

おかげで注意すべきポイントが判ったので本番は成功。



さて、そろそろ時間なので、「首都圏TRXオーナーズミーティング」に行って来ま~す。

2009年1月8日木曜日

陰陽師 ―瀧夜叉姫―

夢枕獏 著 文春文庫

ここのところ本屋に行ってなくて、読む本が無くなり、京極堂シリーズを最初から読み直してたりしてたが、先日やっと十数冊ほど仕入れてきた。

先ず最初に読んだのがこの「瀧夜叉姫」
御存知の陰陽師シリーズだが、珍しく長編。
今回のお相手は、彼の怨霊平将門である。
しかし、最後に退治したのは、将門を操っていた興世王、のふりをしていたあの人

相変わらずマイペースな晴明であるが、全編に渡っていつもより緊張感が漂っている。
お馴染みの蘆屋道満もいい味だしてる。

しかしこの作者、源博雅俵籐太秀郷のような、いい男ではなく、好い漢を書くのがうまいね。
対して、夢枕獏の書く好い女ってあんまり思い浮かばない、今回の桔梗も登場回数が少なく、描写が少ないのであんまり印象に残らない。
 

2009年1月6日火曜日

初乗り

TRXのエンジンフラッシングとオイル交換をしにライコに行く。
たしか円陣家至高のオイルが置いてあったと思ったのだが、TCO-R(高回転用)しかなかった。
他にこれといった考えも無かったので、定評のあるMOTUL 300Vにした。

そしたらどうでしょう、このエンジンの軽やかさは、シフトのフィーリングも良好、うわっ! 楽しい!
ついつい宮ヶ瀬まで走って来てしまった。
予定外なので写真は無し、もう辺りは暗いので帰る。

写真は下塗り段階のフロントフェンダー。
さて、何からの流用でしょう?

密かに持っていたパーツなのだが、まさかTRXに使うとは思っても見なかった。
 

2009年1月5日月曜日

必勝的弐号機計画 其四

柴山レーシング オリジナルパーツです(笑)、その名も「ちぇーんがーどに見せかけたふーとれすと」

ポケは足の裏で挟むようにマシンをホールドするのだが、ノーマルのここの部分には何の役にも立たないチェーンガードのようなペラペラふにゃふにゃの飾りのような鉄板が付いてるだけで、実質チェーン剥き出し状態である。
3mm厚のアルミ版で、フロントスプロケまでカバーするくらい長く、且つ大きく作ってみた。

反対側はリコイルスタータのカバーがあるからそのままでO.K.

幾ら締めても固定されないハンドルは、ボルトナットを交換しただけで割りと動かなくなったが、念のため3mmドリルでクランプとフォークを貫通させ、ベータピンでロック。
2、3箇所に穴を開けておけば、好きな角度にワンタッチ(でもないが)で変えられる。
ピンはもちろんワイヤーロック

 
こちらもオリジナルパーツ「シークレットシート」です(笑)
誰にも気付かれずにさりげなくシートを2cmUPして、ポジション改善!
使用前
使用後

シークレットなので中身はお見せしません(笑) あしからず。
 
チャンバーまだ削ってないや。
 

必勝的弐号機計画 其三

そろそろ必要になってきたので身近にある物でレーシングスタンドを作ってみた。

既製品でも千円以下で売ってるけどね。

使用したのは20ΦのHIVP(耐高衝撃塩化ビニル管)、ガストーチで炙って曲げてみたが、鋭角には綺麗に曲がらん、スプリングベンダーがあれば良かったのだが。


ステップは自転車のディレイラガードを利用、一個五百円位だったかな、M10だか3/8だかの内ネジが切ってある。
10.3mmのドリルでサラってM12のタップを立てて前回切っておいたネジにロックナットと共にぶち込む。


ホイールとエンジンをフレームに組み込んでチェーンラインを出す。
しかし、あちこち信用の出来ない寸法なので基準とすべきところがなかなか見つからず、苦戦を強いられる。
なんとかチェーンラインを出したら、エンジンが若干左よりになった。
こんどレーザー隅出し機でも持ってきてきっちりセンターだすか。


全く使えそうに無いノーマルチャンバーは捨てて、はなっからSS(ステンレススネーク)チャンバーを装着するのでMJを変更しておく。
外したMJには刻印が無い・・・、

#65から#85まで用意してあるので、とりあえず#75を選択、穴を覗いてノーマルと見比べるが・・・、
解る訳ねーだろ!
しかも、用意したオーバーサイズのMJにも刻印は無し、Orz

このSSチャンバーもぢつわ中国製である、ちょいと加工しないと本来の性能をフルに発揮できないのだが、それは次回。

2009年1月3日土曜日

必勝的弐号機計画其二 補足(前輪之事)

実はこのホイール、チューブレスには出来ないホイールなのです。
詳細はこちら、中国製ポケバイレースブログinオーストラリア(よつむら商店)

でも無理矢理チューブレスにしてしまいました。

リヤは普通にエア入ったのですが、フロントのビードとホイールの間がスカスカでダメダメ
荷締めバンドで締めてビードをホイールの内側に押し付ける、タイヤとホイールがガタつかなくなるまでかなり思いっきり締め付けてエア注入。
0.2MPaほど入ったらバンドを外し、エア再注入、とりあえず0.25MPa。


漏れが無いか、ガス漏れ検知用の「シュウスプレー」でチェック。

大丈夫そうだ。

そうそう、前後するが、予めホイール内側のバリや凸凹はヤスリで落としてペーパーで仕上げるのを忘れずに。

力技なので実走に耐えるかは一切保障しません(笑)

2009年1月2日金曜日

必勝的弐号機計画其二

明けましておめでとうございます
旧年は宜しくお引き立て頂き云々・・・、等と言うお決まりの挨拶は基本的に嫌いなのでパス
代わりに薀蓄を(こっちの方がいらない?)
今年は己丑(つちのとうし)です。
とはでもあり、種子が今にも芽を出さんとしている様子を表します。
なので、五行陰陽
五行陰陽で、比和となります。
比和というのは同じ性質が重なってその影響が大きくなる事を云います。
陰の気が大きいから悪い事があるという訳ではありません。
陰も陽も万物に不可欠の要素ですからね、さらに土は万物を保護し育むと云う性質を持ちます。
まぁ、善きにしろ、悪きにしろ、様々影響が大きいということですね。
なので、今年は徹底的にやって、決定的な結果を出して行こう!

ということで、本編、フレームのステップステーを固定するバーにネジを立てて直接ステップをねじ込むようにする。
久しぶりに手切りでネジを立てたが、結構しんどいね、油を切らさないようにするのがポイント、商売柄カッティングオイルは幾らでもあるが、水溶性だとサラサラすぎるかな。
ついでに邪魔なサイドスタンドを切り落とす。


Savaタイヤを組み込む。
ノーマルタイヤとチューブを引っぺがすように外す、ノーマルタイヤはふにゃふにゃで素手でも外せそうだ。
チューブレス用バルブ装着、フロントがなかなか入らず、ドリルで穴を広げてなんとか入れた。
Savaタイヤを組んでエア注入、とりあえず0.25MPa。

思いのほかベアリングがよく廻るので、アクスルシャフトを通して転がす。
案の定バルブが下に来て止まる、バランス出しするのにウエイトが欲しいな、置き場に鉛管あったかな?